念願のカノムクロック。 |
バンコクへ行くようになって、間もない頃は、
ルンピニナイトバザールの駐車場の方の屋台でごはんを食べた後、
同じ並びの屋台で、よく、このカノムクロックを買って食べていました。
でも、いつの間にか、カノムクロック屋台が無くなり、他で見かけることもなく、
長らく食べることはありませんでした。
でも、昼間は出ていないけれど、夕方から夜にかけて、
サパーンタクシン駅とセンターポイントまでの間の道に、カノムクロック屋さんが出る、
というのに気付いてからは、食べたかったのですが、
ちょうどセントラルでお腹いっぱい晩ごはんを食べたあとだったり、
他にお客さんがたくさんいたりと、
なかなか、タイミング的にも買う機会がありませんでした。
そして今年、お腹に余裕がある時間にこのお店が出ているのを見かけ、
これはチャンス!と2人ほど並んでいる後に並んだんです。
でも、よく見ると、関係なさそうに見えていた若い男の子3人組が大量に注文していたらしく、
焼いても焼いても、私たちに順番がまわって来ず。
おまけに、その間に他にもお客さんが並ぶわけでもなくたかってきて、
あ~、これは、外国人の私たちは買えないよ、という状況になってしまいました。
みんなそれぞれ、お店のおにいちゃん(中学生ぐらい?)に注文してるし、
でも、私たちは並んで待っているだけだし、と。
『もう、アカンのちゃう?だって、あっちにもこっちに人たかり出したし、
あのおにいちゃん、焼くのに必死でこっち見てないし。もぉ~!』とブツブツ言い出すと、
私たちの前にきちんと並んでいた、小学生ぐらいの子供を2人連れたお母さんが、
そのお店のおにいちゃんに、私たちをちょっと指差す感じで何か言ってる。
すると、そのおにいちゃん、私たちに向かって『スモール?ビッグ?』と聞いてきた。
きっと、そのお母さん、私たちがもう買えそうにもなくて帰ろうとしたのを見かねて、
おにいちゃんに、この外国人にも注文を聞いてあげて、と言ってくれたと思うんです。
なので、私たちの前にお菓子を受け取って立ち去ろうとしたそのお母さんに、
『ありがとう!』と満面の笑顔を、お礼とさせていただきました。
そして、そんなありがた~いカノムクロックを手に入れ、
部屋で食べてみました。
おいしい~。トロ~としていて、ココナッツがフワ~っと香り、甘~くて。
この際、カロリーなんて気にしてられません。でもかなり高カロリーだと思われます。
30代ぐらいのお母さんが次々と焼いて、その息子が注文を聞いて、という感じ。
でも、おいしかったな~、カノムクロック。
その、私たちを助けてくれたお母さんの気持ちも含めて。
今度行った時は、現地の人に負けず、大声で『スモール!』と叫んでみよう。
画像はスモールサイズ、20バーツでした。トロ~。
*** この間、テレビで今売り出し中のフィリピンの歌手、シャリースの特集番組を見ました。
この人、歌唱力はすごいと思います。ちょっとふてぶてしいところが気になりますが。
でもね、小さい規模のライヴの時に、ピアノの上に乗って踊りながら歌い出したんです。
私、イヤなんですよ、ピアノの上に乗るアーティスト。ギターをへし折るギタリスト。
あれ、なんなんですかね?
でも、私も昔よく聴いた、ビリー・ジョエルやエルトン・ジョンも、
たしかライヴの時には、ピアノの上に乗ってたよな。
私も、小さい頃からピアノを習い、弾くのは大好きです。今は弾く機会もありませんが。
そんな、ちょっとでもピアノに触れたことのある人間が、
ピアノの上に乗っかるなんて、ちょっと私は考えられない。
ま、個人の価値観かもしれませんがね。
ちなみに、同じフィリピンの歌手なら、シャリースよりマリーンのほうが好き。